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女王の教室

「女王の教室」というドラマの最終回の視聴率が25%を超えたそうです。私も見ました。「女王の教室」公式HP


小学校6年担任の鬼教師。生徒に対してひどいことをしているように思えたが、実は、自らが生徒の壁となって、生徒に試練を与えていただけだった。実は生徒に対する愛情にあふれる先生だった。

・・私はドラマの前半の回は見てなかったんですが、「放送をやめろ!という抗議が沢山寄せられた」というのを知って(まんまと乗せられて・・笑)後半はずっと見ていました。

・・とても「コメント」が書きにくいドラマです。私自身もいわゆる「今の教育委員会ならすぐやめさせられるような『ひどい』担任に小学5~6年のとき受け持たれました。立たされたり、耳がキーンとなるほど殴られたり、毎日、日記を書かされて、時に反省文を日記にかかされたり、内容次第で、また、朝から立たされたり(笑)してました。反省が認められると「殴られて、許してもらえました。」(注意;こういう話では、記憶が鮮明なことだけを話すのが常であり、毎日毎日が・・こうだったというわけではありません。)

・・今の生徒なら親などに話して表沙汰になると思いますが、当時、私の田舎では、まだまだ「先生=聖職者」という父兄の見方があり、悪いのは先生の言うことをきかない子供のほうだから、少しカツを入れられるぐらいのほうがちょうどいい・・みたいな感じでした。だから、親に話せば先生に知られて「また殴られる」といった「イジメの構造」に見られるような恐怖心がありました。

今考えると「このころの酷いことが、自分の糧になっていた部分があったことがわかりますが」その頃は、基本的にはその先生に「消えてほしい」(笑)と思っていました。

その先生は、実は2年後(私が中学2年のとき)・・消えてしまいました。(笑い事じゃないですが・・笑・・酒の飲みすぎで肝硬変で亡くなられました。)

さて、私がみた「放送分」だけの感想を書いてみます。担任の先生のアノ雰囲気(笑)は個性だとしても、

・・子供たち(小学校6年)が素晴らしすぎている

テレビドラマだから「お約束」なんでしょうが、「いわゆる背景というか、真矢先生が実は内心では愛情あふれる先生だということ」が見ている視聴者にはハッキリわかるようになっている


ということもあり、私自身は最終回の感動が、「無理やり感動シーンを作ったので感動してください・・という感じに思えました」・・ドラマの登場人物に対しこんなことを言うのも変ですが、事実「真矢先生がまだ本当はどんな先生かわからなかった時点で(=前半の回の放送時)、ひどい先生という勝手なイメージを持った視聴者からのドラマへの猛抗議があった」ということは注目に値します。

子供たちが素晴らしすぎるというのは、「一度持ったイメージを修正するのには時間がかかる」 ということです。酷いことをするのは、イジメとかじゃなくて本当は生徒たちが強くなれるように、また、もっと考えるようになるための愛情表現だった・・ということですが、生徒達が、最初に持った「怖い先生・酷い先生」というイメージを、もしかしたら違うのではないかと考え、それを見抜いていって「先生に対するイメージを変えていった」ところが素晴らしすぎるのです。(まあ、素晴らしいことは・・いいことです。)

実際は、そこまでの心境になかなかなれるものではありません。だから、ある意味「スーパー小学6年生達」なんです。普通は、たとえば、親がいうことを子供が聞かない、納得できないというのが当たり前で、反抗期なんていうのもあります。(たいていの親は愛情から?いろいろ言ったりしていることは確かでしょう。)

子供達は、すぐに悟って「親の言うことに耳を傾けるでしょうか?」


世の中の普通の大人だって「相手に対し一度持ったイメージを変えるのは、よっぽど意識的にならないと、あるいは、それだけの器がないと難しいといえます」

もちろん、今の小学生(5~6年)は、昔と違って「物事をよく理解している」のかもしれませんが、実際聞こえてくるのは(極端な例だから聞こえてくるのかもしれませんが)「学級崩壊・イジメ・学力低下・モラルの欠如・・あるいは、大人が持っている変な先入観をそのまま持っている」といったことです。

因みに「愛情をもっていれば、ひどいことも、OKなんだ」というのは「役に立たない古い考え方」です。

ここで、話がカナリ!!飛躍しますが(笑)、たとえば、広島・長崎の原爆投下について次のようにいう人がいます。あなたは「この考え方を支持するでしょうか?」

・・アメリカが原爆を落としたからこそ戦争が終わったんだ。日本の天皇、軍部は、原爆でも落とさなかったら戦争をやめようとは思わなかっただろう。そうすれば、原爆死傷者数以上の犠牲者がでていたかもしれないよ。

・・原爆を・・アメリカ合衆国の愛情だと受け止められる人は、よっぽど「器の大きな人」だといえます。(あるいは、別の目的で正当化する人たちです。)  私も器が小さいようです。原爆投下を機に、大国アメリカが、自ら先頭にたって、核廃絶を唱え、実践してきていたのなら「このような考え方を受け入れるかもしれませんが・・」

さて、私たちも「女王の教室」の小学6年生たちのように、素晴らしくなれるでしょうか?

・・悲劇や悲惨な出来事というのも全て、私たち自身が学び成長するチャンスとして偶然ではなく必然的に起こっている・・このような考え方を受け入れられるでしょうか?

宇宙は一見厳しいとも思える現実をつきつけてくるけれど、実は愛情を持ったやさしい教師なのだ。・・こうした考え方を受け入れることができるでしょうか?(現実の世界は、ドラマのように意識しなくてもはっきりとわかるようにはなっていません。)

(注:苦しみを通して学ぶというのも、一つの学び方と見ることができます。他の学び方も沢山あるのに、否定的に体験するという選択を選んでいるということができます。)

・・女王の教室 の話としていうなら、

ただ単に、同じことを学ぶのに、あんなふうにやらなくても、「苦労も少なく、もっと明るく学ぶこともできるのにね。」というコメントになります。

もちろん、このドラマを見て、単に、「真矢先生が実は優しい先生でよかったね」だけでなく、それ以上のことを学べる小学生&中学生&・・がいるかもしれないことを考えると「素晴らしいドラマ」だと思います。


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  1. 2005/09/20(火) 19:47:05|
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  1. 2005/09/20(火) 23:27:58 |
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