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BSE問題~プリオン

ヤコブ病の原因とされる「プリオン」。

「プリオン」はノーベル賞を受賞した「プルシナー博士」が発見し、名づけたものです。彼は、日本の牛の全頭検査を支持し、アメリカ議会で発言もされました。プリオンは「ウィルスよりもはるかに小さく電子顕微鏡でも見えない」そうです。

博士はプリオン自体は自然発生するものだとのべています。素人考えですが、私は「活性酸素」のようなイメージを持ちました。生きていくと必ず「活性酸素」は発生します。食習慣や運動によって「ある程度は抑えることができる」ということはできます。そのあたりはたとえば、昔から「肉と野菜を一緒に食べろ」といわれているように、食習慣の見なおしが必要かもしれません。・・「肉中心の食生活」が自然発生的なプリオンにより認知症やアルツハイマーを引き起こしているのかもしれません。

ただ、何らかのメカニズムによって「異常」が引き起こされることが分かっています。それが「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」です。(異常プリオンが体内に入ると、正常プリオンを異常型に変え、それが脳や脊髄に蓄積されていくということらしいです。正常プリオンの場合でも蓄積されると脳細胞が破壊されるという実験報告もあります。)

⇒プリオンの謎。プリオンを理解する。


★現状について
・牛のくず肉をレンダリングにより餌として牛に与える工業的共食いを中止したことで、英国でのBSE牛の数は減少
・しかし、自然発生するプリオンを阻止することはできない
・現実的には全頭検査が理想


前回も書きましたが、欧州・豪州・日本では「肉骨粉」(死骸を砕いた餌)の製造・使用が禁止されていますが、アメリカはそうではありません。 また、今回「日本側が費用を出して検査するという提案」もアメリカ側に拒否されたとも伝えられています。

輸入解禁されても、米産牛は当面使わないと発言したゼンショー(すき家)の社長もアメリカの現場視察からこのコメントを述べたとされています。(俗っぽくいうと、安全面については「相当ずさん」)。
⇒「すき家」米国産牛肉は当面使わず ゼンショー社長会見

生産現場については「ガイヤの夜明け」でもとりあげられていたことがあります。
⇒8月16日放送 ガイヤの夜明け「アメリカ牛肉は大丈夫か?」



★BSEとプリオン
・・BSEはきわめて小さくて強力な顕微鏡でも見ることができない感染性因子により引き起こされます。この小さな感染因子はプリオンと呼ばれています。

プリオンの大きな凝集塊は電子顕微鏡で見ることができますが、個々のプリオンを見ることはいまだに不可能です。1世紀以上にわたって電子顕微鏡で見ることができるウイルスが、もっとも小さな微生物でした。しかし、プリオンはウイルスよりもはるかに小さく、そのきわめて小さなサイズのために死滅させることがきわめて困難です。


★プルシナー博士が日本の全頭検査を全面的に支持する見解を米国の議会で発言しています。

⇒米国のBSE:プルシナー博士の議会での発言

「二人の娘の父親、一人の姪と甥の叔父として、人の食用になる牛のすべてを試験する日本の方式を、合衆国がなぜ採用しようとしないのか私は理解することができません.」

彼は以前から日本の検査方式を高く評価しており、若齢の非定型的BSEが見いだされたことにも強い関心を示していました。

⇒BSEの問題点がよくわかるページ・・ヤコブ病の治療法は見つかっていませんが、中で納豆菌の一種から発見された酵素が異常プリオンを分解する」という実験報告が書かれていました。

⇒特定危険部位以外でも異常プリオンが


★「あとは消費者が決めればいい」・・日本調査団のこの発言は・・ある意味、無責任ともいえますが、様々な強烈な圧力にさらされている中での発言であり、好意的に解釈すれば「ニュアンスからことの重大性を感じてほしい。」ともとることができます。

アメリカの議員のなかには「牛肉を食べて病気に感染するより、交通事故にあって死ぬ確率のほうが低い」と発言した輩もいました。

頭数の上でははるかに少ない日本で、感染牛が多数みつかっていることについては、「あなた方は自分たちの牛(=日本の牛)が危ないと考えているから全頭検査をしているんだろ」と、逆に「感染牛が多数発見されている日本牛は危ない」と輸入を禁止する始末。(ジョークか!)

で、実は「検査方法」にも問題があるそうなんです。
5月30日~6月6日、運動全国連絡会(食健連)が視察団として派遣されました。視察団に参加した農民連食品分析センター所長の石黒昌孝氏によると、

アメリカのBSEの検査法は日本が採用しているような感度の高いウエスタンブロット法ではないそうです。それをアメリカ農務省に「なぜこの検査法を採用しないのか」と迫ったが、日米会合にも参加したランバート副次官も「アメリカではBSEはいっさい出ていない」の一点張りだったそうです。

検査対象は37万頭・・アメリカの年間と畜数(約3800万頭)の1%以下。しかも「検査方法もずさん・検査対象の抽出法なども不明」。

素人考えで「全頭検査を実施する設備と意志のある個別企業との契約」というやりかたもあるのでは?と思いましたが、

アメリカ政府は、昨年8月に、企業が政府の方針に反した検査や発表をすることを禁止する法改正をしていました

調べれば調べるほど「醜い」状況だということが分かります。
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  1. 2005/11/03(木) 09:01:29|
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